地元の人には須賀川観光銘菓として親しまれ、「第20回全国菓子大博覧会」では金賞を受賞したこともある“くるみゆべし”です。菓子名の「黒奴」は、大名行列の先頭を歩く奴さんにちなんで名づけられもの。かつて須賀川が城下町として栄えていたことを今に伝える素朴なお菓子です。
昭和41年、4代目店主が「恵び寿屋」と改名する前は、明治25年創業の「岩谷菓子店」(通称・駄菓子のあめちょ)として親しまれてきた老舗です。黒奴は、健康にもいいクルミをたっぷり使った甘さ控えめのゆべしで、クルミの渋皮を取り除くひと手間も。店内には「茶まんじゅう」80円(税込)~と常時40種の和菓子が並び、お茶請けや手土産を買いに来る人で賑わっています。
自家製餡を使った定番商品のほか、地元のイチゴを使った「いちご大福」や薄皮・道明寺粉を使った2種類の「桜餅」など、その季節ならではのお菓子を丁寧に作っています。金沢で修業した5代目は、須賀川の新たな名物を!と商品開発にも力を入れています。ちなみに赤飯を紅白の皮で包んだ「赤飯まんじゅう」(予約制)は、祝い事の引き出物などに人気です。
御菓子司 恵び寿屋
住 所 | 須賀川市諏訪町100 |
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TEL | 0248‐73‐4550 |
FAX | 0248-73-4550 |
創 業 | 明治25年 |
営業時間 | 8:00~19:00 |
定休日 | 月 |
駐車場 | あり |
補足情報 | 「チョコまん」130円、「梅の香り」130円(税込)など |